
完成図
秋の花のアレンジメント
今回のテーマは「秋の花」。
秋アジサイとフォックスフェイスがとっても秋らしいイメージを与えてくれます。入手できないときは自分なりにアクセントになる秋のお花を選択してみるのも違った雰囲気があって楽しいかもしれませんね。(2003.9.2掲載)
今回使用するフォックスフェイスが重たい花材なので、安定感を保つため、花器も重量のあるものをお勧めします。又オアシスも花材の留りが良い様に、厚めにセットしましょう。
- 吸水性スポンジ
- はさみ
- セロハン
- 防水テープまたはセロテープ・針
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秋色アジサイ
今回の使用本数:1本
1本350円~1500円 -
スプレーバラ
今回の使用本数:5本
1本250円~400円 -
フォックスフェイス
今回の使用本数:1本
1本1000円~1500円
フォックスフェイスは狐の顔に似ていることから名前がついたそうです。また、和名では秋の花らしくツノナスというようです。 -
ハラン
今回の使用本数:3枚
1枚80円~150円 -
ベロニカ
今回の使用本数:2~3本
1本400円~500円
ベロニカは見頃が9~10月という事で非常にアクセントになる可愛らしいお花をで楽しませてくれますよ。
※秋の花材としてはこの他、栗、カラフルコーンなどもお勧めです。
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鉢にセロハンを敷き吸水性スポンジをセットする。
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スポンジと鉢をしっかり固定するため、防水テープを張ります。無い時はセロハンテープでもいいですが、外れやすいので鉢側に横からテープを貼り補強します。
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中央を避け、テープを貼ります。
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数本テープ貼ります。この時、メインの花材を差し込む位置にテープがかからないようにします。
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フォックスフェイスは3箇所で切り分けます。長さの目安は
A:65cm
B:30cm
C:12cm -
鉢の直径の後ろ1/3、鉢の左1/3の交差するところ(1)に、主軸のフォックスフェイスAを挿し込みます。
※フォックスフェイスの長さが短い花材の時はA,Bのみ用意。 長さは、目安です。飾る場所、花材の量で、調整してください。 -
フォックスフェイスBをAの前(2)に挿しますが実が重ならないように注意します。
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挿し口のアップ
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次にフォックスフェイスCをAの右隣(3)に挿します。
※Cの代わりにスプレーバラでも良いですよ。 -
挿し口のアップ
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次にハランを横に挿しL字になるようにします。縦の長さに対して6割弱程度。今回は縦の長さ63cm(花器の縁より)にたいしてAのフォックスフェイスの付け根より37cmで作っています。
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ハランは面的なので真正面を向けずに、斜めにふったり、丸めて使います。ホチキスで留めて使うと面白いです。
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フォックスフェイスAの下から4分の1程の高さのところに、スプレーバラの一番大きな花を1輪挿します。その下にも挿します。
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右に挿したハランと一番下に挿したバラをつなげる場所に秋色アジサイを挿します。
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上から見たところ。
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寂しいところにスプレーバラを挿して全体のバランスを取ります。
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中心のアップ。 完成です。
秋の雰囲気をいち早く取り込めるようなアレンジになっているので秋の夜長にしっとりとした素敵な時間を演出してくれるはずです。(2003.9.2掲載)

フラワーデザイナー正木 江充子(まさき えみこ)
このコーナーを担当させて頂くアドニスの正木といいます。皆さんにわかりやすく解説できるようにがんばります!
「東急ハンズハンズ大賞入選」「全国手芸コンクール入選」「福岡市植物園蘭展ブルーリボン賞受賞」「ハーティラヴィコンテストテーブルアレンジ部門」「リクルートゼクシィ編集長賞受賞」等、数多くの受賞歴があるアドニスオーナー正木さんは、(社)日本家庭園芸普及協会グリーンアドバイザー、日本フラワーデザイナー協会講師、一級フラワー装飾技能と資格も多彩。