福岡・九州の分譲マンション・新築マンションは、新栄住宅のアンピールマンション。

chapter50 福岡県は交通事故が多い?

知ってた?福岡・九州

第50回

chapter50 福岡県は交通事故が多い?

長雨の梅雨が過ぎ、ついに夏本番ですね。
鮮やかな青空、まぶしい太陽を見上げると、海や山へと出かけたくなってきます。
ただ気をつけなければいけないのが交通事故。
不慣れな地への遠出や、レジャー帰りの疲れ、子供や高齢者の道路歩行の増加などで夏休み期間は1年の中でも交通事故発生件数が多い時期になっています。

そこで、今回の『知ってた?福岡』では

 

~  「福岡県は交通事故が多い?」  ~

 

と題して、昨年(2009年)起きた交通事故の件数と人口1,000人あたりの交通事故発生件数を都道府県別でランキングしてみました。

果たして福岡県の交通事故件数は全国的に見て多い方なのでしょうか?


約12分に1回交通事故が発生している福岡県

  全国 交通事故発生件数
736,688
1 東京都 56,358
2 大阪府 51,697
3 愛知県 50,976
4 福岡県 44,340
5 神奈川県 43,017
6 埼玉県 38,689
7 兵庫県 36,360
8 静岡県 35,878
9 千葉県 26,300
10 北海道 19,503
出典:警察庁交通局交通企画課「交通統計」2009年中

警察庁は、各都道府県の警察から寄せられた交通事故発生件数を集計して毎月公表しています。この場合の交通事故とは、いわゆる人身事故扱いのもので、物損のみの事故は含まれません。

 

2009年中に発生した交通事故発生件数を都道府県別にランキングした物が右記の表です。

 

このランキングを見ると、2009年中で交通事故発生件数が最も多い第1位は東京都で56,358件でした。 第2位は大阪府で51,697件、第3位は愛知県50,976件と続いています。やはりというか当然というべきか、やはり人口の多い日本の三大都市の順に 交通事故発生件数は多くなっています。

 

では、東京・大阪・愛知に続き4番目に交通事故の発生件数の多い都道府県はどこかというと…なんと、それは福 岡県だったのです。福岡県で2009年に発生した交通事故の件数は44,340件。この数は約12分に1回の割合で福岡県のどこかで交通事故が発生してい たことになります。そう考えるとやはり福岡県は交通事故の発生件数が多いと言わざるを得ません。


人口1,000人あたりの交通事故発生件数の第1位は香川県

ところで、都道府県別の交通事故発生件数では人口の多い都道府県が上位にあがってきていましたが、人口の割合に対する交通事故発生件数はどのようになっているのかが気になって調べてみました。

 

人口1,000人あたりの交通事故発生件数の割合をランキングしたものが下記の表です。

    交通事故発生件数 人口1000人あたりの交通事故発生件数
  全国 736,688 5.78
1 香川県 11,721 11.73
2 宮崎県 11,000 9.72
3 群馬県 19,127 9.53
4 静岡県 35,878 9.46
5 佐賀県 7,762 9.11
6 岡山県  17,161 8.84
7 福岡県 44,340 8.77
8 山梨県 6,493 7.49
9 和歌山県 7,204 7.18
10 徳島県 5,508 6.98
11 愛知県 50,976 6.87
12 兵庫県 36,360 6.51
13 山形県 7,593 6.44
14 鹿児島県 10,985 6.43
15 滋賀県 8,849 6.30
16 愛媛県 8,904 6.20
17 熊本県 11,157 6.15
18 三重県 11,372 6.08
19 広島県 17,303 6.04
20 大阪府 51,697 5.87
21 京都府 15,009 5.72
22 岐阜県 11,873 5.68
23 茨城県 16,668 5.63
24 大分県 6,626 5.54
25 福島県 11,287 5.53
26 埼玉県 38,689 5.43
27 石川県 6,320 5.42
28 栃木県 10,732 5.35
29 長崎県 7,643 5.34
30 富山県 5,852 5.34
31 山口県 7,751 5.33
32 長野県 11,171 5.17
33 奈良県 7,111 5.08
34 高知県 3,811 4.98
35 神奈川県 43,017 4.81
36 福井県 3,740 4.63
37 沖縄県 6,324 4.58
38 宮城県 10,660 4.56
39 新潟県 10,589 4.45
40 東京都 56,358 4.38
41 青森県 6,005 4.35
42 千葉県 26,300 4.28
43 北海道 19,503 3.54
44 秋田県 3,710 3.39
45 鳥取県 1,952 3.30
46 岩手県 4,388 3.27
47 島根県 2,209 3.08
資料:警察庁交通局交通企画課「交通統計」2009年中、算出の基礎に用いた人口は,総務省統計局「人口推計年報(2009年10月1日現在)」による。

この表を見ると、人口1,000人あたりの交通事故発生件数の第1位は香川県で11.73件、第2位は宮崎県で9.72件、第3位は群馬県で9.53件と続いています。香川県の11.73件というのは全国平均の5.78件の2倍以上で、かなり発生件数が多くなっています。

 

先ほどの都道府県別の交通事故発生件数で見たランキングとはまた異なったランキング
になっていますね。交通事故発生件数で第1位だった東京都は、このランキングでは第40位での4.38件になっており、人口の割合から見るとむしろ交通事 故は少ない方だと言えます。大阪府は20位、愛知県は11位になっており、大阪府の発生件数5.87件は全国平均とほぼ同じくらいで、愛知県は発生件数が 6.87件とやや全国平均を上回っています。
人口1,000人あたりの交通事故発生件数の上位県は、人口としては小~中規模の割に交通事故がよく起こっているといえるかもしれません。


人口1,000人あたりの交通事故発生件数で福岡県は第7位

さて、先ほどの都道府県別の交通事故発生件数とこの人口1,000人あたりの交通事故発生件数を見て、どちらも上位10位以内に入っている都道府県があります。それは静岡県と福岡県です。

 

福岡県は交通事故発生件数が44,340件で全国第4位、人口1,000人あたりの交通事故発生件数は8.77件で全国第7位となりました。福岡県は人口もそれなりの規模だが残念ながら交通事故もそれなりに多いと言えます。

 

日本全国では交通事故による死者数が5,000人を下回る4,914人になり、9年連続で減少してました。ピーク時の昭和45年には16,765人だったのですが、その3分の1以下にまでなりました。また交通事故の発生件数そのものも5年連続で減少しています。

 

福岡県でも2009年の死亡事故件数は188件(前年比-5人)で8年連続の減少傾向にあるとともに、交通事 故統計が残る昭和21年以降最少を記録しました。しかし誠に残念なことながら、飲酒運転による交通事故件数は2009年から増加傾向にあり、2010年の 上半期では189件検挙され、全国ワーストワンになってしまいました。

 

ほんのささいなことで起こりうる交通事故ですが、逆にほんのささいな気配りで回避することもできます。交通事故の被害者にならないように、そして加害者にもならないように小さな気配りをしていきたいですね。

〔更新日:2013年02月01日〕

このページのトップへ
お電話でのお問い合わせはこちらまで
Tel.092-762-7711
受付時間 10:00〜17:00 平日・土にお受けしています。