chapter32 福岡県内にある日本一を探ろう!…その2 日本一大きい観覧車
前回より『知ってた?福岡』では福岡県内にある日本一を探っています。
今回はその第2回目。福岡にある、日本一高いものです。
高い、といっても料金が日本一高いわけじゃありませんよ。
何が日本一高いのかというと…
「観 覧 車 の 高 さ」
そう、あの遊園地やレジャー施設にある観覧車です。
そこで今回は
~ 日本一高い観覧車 ~
と題して、福岡県内にある日本一の観覧車を探ってみます。
どこにある観覧車か、もうお分かりですか?
高さは120メートル!!エバーグリーンマリノアの「スカイドリームフクオカ」

日本一高い観覧車は、福岡市西区にあるアウトレットモールのマリノアシティにあります。マリノアシティは2基の観覧車があることで有名ですが、そのうちの大きいほうの観覧車「スカイドリームフクオカ」が、実は日本一の高さなんです!ご存知でしたか?
この観覧車が完成したのは2001年12月。それまでの日本一だった葛西臨海公園の「ダイヤと花の大観覧 車」の高さ117m、直径111mを超える、高さ120m、直径112mの大観覧車。ゴンドラ数は8人乗りの60台。時計回りに約20分で、最高120m の頂上を経て1周します。
このゴンドラ、驚くことに一つ一つにエアコンが完備!暑い夏でも寒い冬でもゴンドラ内は快適に過ごせるんです。また車椅子のままでもゴンドラに搭乗できるバリアフリー仕様になっており、子供からお年寄りまで気持ちよく「大空の散歩」を満喫できるのです。
乗ってみて大満足!!博多湾と福岡市街地を一望
「スカイドリームフクオカ」は、マリノアシティの北側にあるホテル、エバーグリーンの敷地内にあります。
いざゴンドラに乗り込んでみると、360度のパノラマ展望。ものすごく視界が広い。そして取材した日は外は30℃の夏日の夕暮れ時で、気温と陽射しで暑かったのですが、ゴンドラ内はエアコンが効いていて快適!!冬はシート部分にヒーターが入り暖かいそうです。
外から見るよりもゴンドラが動く速度は意外と速く感じて、ふと下を見下ろすと駐車場の車がまるでおもちゃ のミニカーのように小さくなっていきます。また西側に能古島や糸島半島が望まれ、海が夕日に照らされてキラキラと輝いて、このきれいなことと言ったら!! それでも上を見上げるとまだ頂上まで達していないのだから、120mの高さを改めて実感します。
いよいよ頂上部に到達すると、その眺望は最高!何も視界をさえぎるものなく、博多湾と福岡市内が一望できます。福岡タワーやヤフードーム、室見川、天神ビル群、遠くに背振山系が眼下に広がります。絶景とはまさにこのこと、と感動します。
観覧車のくだりになってくると、今度は東側の福岡市街地がよく見えるようになってきます。マリノアシティ の近くにある愛宕神社の屋根も見えます。ということは、愛宕神社よりもこの観覧車のゴンドラは高いところをまわっているってことなんですね。鳥になったら こんな景色が見られるんだなあ、としみじみ思いました。
だいぶ下ってくると、マリノアシティにあるもう一つの観覧車、「スカイホイール」が近くに見えてきました。「スカイホイール」も高さが60mあり、気軽に海辺の景色を楽しめますが、観覧車を上から別の観覧車で眺めると言うのも、なんだか不思議な感じです。
それにしても、「スカイドリームフクオカ」に搭乗したときには遠くに感じた「スカイホイール」が、降車するときにはものすごく近くに見えたので、「スカイドリームフクオカ」の直径が112mというのは、高さと同時に大きさも感じました。
料金は1周大人一人800円。
ちょっと高いかな…と乗る前は思ったのですが、これは乗った後では料金分の価値あり!とナットクしまし た。風が強い日などはゴンドラが揺れることもあるので、高いところがニガテな方はちょっとスリリングでしょうが、それ以上に乗ってみる価値はあると思いま す。また昼と夜とでは景色や印象が異なるので、どちらも乗ってみたいですね。
気軽に体感できる日本一なので、ぜひよい天気の日には「スカイドリームフクオカ」に乗りに行ってみませんか?
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日本一の高さの観覧車を間近で見ると、その大きさに圧倒されます -
観覧車搭乗口から真上を見上げると、その頂上はまるで空へと届きそうです。 -
マリノアシティにあるもう一つの観覧車「スカイホイール」。気軽に海辺の景色を楽しめます。夜はカラフルなイルミネーションに彩られます。
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のぼり時によく見える西側には、博多湾とそこに浮かぶ能古島がよく見えます -
くだり時によく見える東側には、福岡タワーやヤフードーム、福岡市街地が一望。
〔更新日:2011年08月01日〕