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知ってた?福岡

福岡に関する資料やランキングデータをもとに、 福岡の県民性をピックアップして紹介します。福岡の人には当たり前のことでも他県の人から見たら珍しいものや、 福岡の人でも知らない福岡の意外な一面を探っていきます。

福岡空港は日本一?

福岡は九州の玄関口として交通アクセスに優れた都市です。

中でも福岡空港は、天神や博多駅などの中心市街地から至近距離に位置しており、地下鉄空港線が乗り入れし、 福岡都市高速道路も近接しているため、交通アクセスはとても便利です。

また、日本各地からだけでなく、アジア各国からの国際線の就航便も充実しており、国内線・国際線ともに利用客が多い空港です。

そこで、今回の『知ってた?福岡」では、

「福岡空港は日本一?」

と題して、日本各地の空港の年間利用客数ランキングや、福岡空港の特徴を挙げて、「福岡空港の日本一」を探ってみたいと思います。


日本の空港の年間利用客数(2005年)

ランキング発表の前にネタバレですが、第1位と第2位の発表をしたいと思います。日本の空港で最も年間利用客が多いのは… やはり東京(首都圏)の2つの空港ですね。

第1位は東京国際空港(羽田)。日本最大規模であり首都東京を代表する空港です。国内線主体ですが、 日本各地から東京・首都圏へ往来する利用者数は世界でも有数の規模なんだそうです。

第2位も首都圏の成田国際空港。日本の空の玄関口として、世界各国の国際線や、主要都市への国内線航空便が発着します。

まあ、1,2位の羽田と成田は当然の結果で、突出した利用者数も予想がつくことです。

では、第3位は?

世界初の本格的な海上空港の関西国際空港?
2005年に新たに開港した中部国際空港?
…もしかして、福岡空港?

注目のランキングです!


日本の空港の利用者上位15位(2005年度)

なんと第3位は、福岡空港なんです!

関空や中部国際空港(セントレア)などの大都市圏の空港よりも、福岡空港の利用客数のほうが多いんですね。


国内線、国際線ともに多い利用客

国内線の空港利用者数 福岡空港は国内線の利用客数が、東京国際空港(羽田)、大阪国際空港(伊丹)、新千歳空港に次いだ第4位。

これは東京や大阪、名古屋といった大都市圏から福岡は遠い九州に立地するため、飛行機利用の利便性が大きいことが理由のようです。

国内路線の「福岡〜東京線」は「新千歳〜東京線」に次いで乗降客数が多い『ドル箱路線』と言われています。 また大阪や名古屋への便数も多く、東海道・山陽新幹線と激しいシェア・サービス競争を繰り広げています。

一方、福岡空港の国際線利用客数は、成田国際空港、関西国際空港、中部国際空港に次いで、こちらも第4位。

これは福岡がアジアに近い立地なので、日本のアジアへの窓口として、アジアの多くの国際線が就航していることが挙げられます。

福岡空港に乗り入れている国際線の航空会社は、日本、中国、韓国、タイ、ベトナムなどアジアを中心に19社にものぼります(2006年末現在)。 このため、福岡県内だけでなく、九州各地や山口・広島あたりからもアジアへ向かう人が福岡空港を多く利用しているそうです。


福岡空港は日本一?

確かに福岡空港は利用客数が多い空港ですが、福岡空港が日本一といわれるものがあるのでしょうか?
実は、あるんです。
それは「滑走路の1本あたりの離着陸回数」です。

福岡空港の離着陸回数は、年間離発着数14万回(国内線12.6万回、国際線1.4万回)。これは、羽田(28.5万回)、成田(18.6万回)に次いで国内で3番目。 しかし滑走路の本数を見ると、羽田は滑走路が3本、成田は2本なのに対し、福岡は滑走路が1本。なので、「滑走路の1本あたりの離着陸回数」でみると、福岡が日本一になるんです。

確かに、福岡空港のスカイデッキや博多の森公園の展望台などから、福岡空港を眺めていると、次から次へと飛行機が着陸しては飛んで行き、飛んでは着陸し…と、 ひっきりなしに飛行機が滑走路を離発着しています。飛行機が飛ぶところを見たいなら、営業時間内の福岡空港に来れば、いくらでも見られるというのが実感できます。


第二種空港のうち「日本一」の国際線利用客数

国際線の空港利用者数日本の空港には、4種類の種別があるってご存知ですか? 日本の空港は、主な目的や管理管轄などの違いで第一種空港、第二種空港、第三種空港、その他飛行場の4つに種別されています。

第一種空港は「国際航空路線に必要な飛行場」として東京国際空港(羽田空港)、成田国際空港(成田空港)、中部国際空港(セントレア・中部空港)、 大阪国際空港(伊丹空港・大阪空港)、関西国際空港(関西空港)の5つのみです。

第二種空港は、「主要な国内航空路線に必要な飛行場」という位置づけで、福岡空港はここに含まれています。

福岡空港はこの第二種空港でありながら、先にも書いたとおり国際線が非常に充実しており、第二種空港の中で国際線の利用者数が日本一となっています。

また、国際線の利用率は11.7%で10%を超えており、第一種空港を経由せずとも海外渡航ができる利便性を表しています。 (第二種空港で国際線の利用率が10%を越えているのは福岡空港と新潟空港のみ)


世界一?飛行機の市街地低空飛行

福岡空港は市街地に近い空港です。福岡市地下鉄空港線を利用すると、JR博多駅までは約5分(約5km)。福岡市の都心天神までは約11分(約12km)です。 そのため、交通アクセスに優れているのですが、一方で問題点も多く指摘されています。

その一つが飛行機の市街地低空飛行

空港に飛行機が進入あるいは離陸するさいに、博多区や大野城市、春日市を市街地低空飛行します。雨天や悪天候のときは航空機の安定飛行を図るため、 普段よりもさらに低空飛行する飛行機を目の当たりにします。

低空飛行する飛行機かつて、市街地を低空飛行することで世界的に 有名だったのは香港の啓徳空港でしたが、福岡空港を利用する人にとっては、福岡空港近辺でわりと日常的に見られる景色だったので、それほど驚く人は多くなかったそうです。

香港の啓徳空港は新空港へ移行されたので、もしかしたら、福岡は世界一市街地を低空飛行する飛行機が見られる街なのかもしれません。

とはいえ、近隣への騒音被害や放送電波障害を発生させるなど、福岡空港には問題点も多く抱えていることは否めません。


福岡空港って今後どうなるの?

1月末に、県議会空港対策調査特別委員会が開かれ、福岡空港の将来像に関する会議が行われました。国や県、福岡市の総合調査は、

(1)現空港の機能拡充(滑走路増設など)
(2)近隣空港(佐賀空港、新北九州空港)との連携
(3)新空港建設(宗像〜糸島半島にかけての玄界灘沖など)


といった方向性について、具体的な検討に入るそうです。 福岡に住む人にとって不可欠の福岡空港が今後どうなっていくのか、関心を持って見守りたいですね。


知ってた?福岡トップ第14回

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