第80回
chapter80 福岡の最新花粉事情
日に日に暖かくなり、春はもうすぐそこまで来ていますね。ぽかぽか陽気はうれしいのですが、その一方で花粉症の方にとってはつらい時期でしょう。
そこで、今回の『知ってた?福岡」では、「福岡の最新花粉事情」を調査してみました。
都道府県別花粉症罹患率
調査:アンファー株式会社 対象:47都道府県各100人(男女比50:50、20歳代~60歳代各10人、合計4,700人)
分布図を見ると、福岡県の花粉症罹患率は35~39%と、九州の中では沖縄県、宮崎県、鹿児島県の次に低い結果となりました。お隣り佐賀県では50~54%と高く、長崎県、熊本県、大分県は40~44%となっています。
福岡の主な花粉飛散時期
種類 | 時期 |
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ハンノキ属 | 1月~6月上旬 |
スギ | 1月~5月中旬 |
ヒノキ | 3月~5月中旬/5月下旬~6月上旬 |
イネ科 | 1年中 |
ブタクサ属 | 9月~10月 |
ヨモギ属 | 8月中旬~11月中旬 |
カナムグラ | 8月下旬~10月上旬 |
参考:厚生労働省「花粉カレンダー」
日本気象協会によると、2021年福岡の花粉飛散量は、例年より少ない見込みです。しかし2020年が例年より少なかったため、前シーズン比で見ると2021年福岡の花粉飛散量は非常に多くなると言われています。
なお、イネ花粉は福岡で2~10月頃まで飛散します。スギ・ヒノキほどではありませんが、イネも人の粘膜に付着しアレルギー性疾患を及ぼすので、初夏を過ぎても花粉対策は続けるのがおすすめです。外が晴れで風の強い日・乾燥している日・気温が高い日は、とくにしっかりと対策を。今や必需品となったマスクの他に、花粉ウィルスブロックスプレーや鼻うがいなども効果的だそうですよ。
みなさんしっかり対策してつらいこの時期を乗り越えましょう。
〔更新日:2021年02月25日〕