既に完成しているマンションを購入する場合を除き、多くの新築マンションの場合、部屋の広さや間取り、建具の配置などが希望条件通りかどうかは、パンフレットや図面、モデルルームだけを頼りに判断することになります。
5.物件引き渡し
物件引き渡し
本契約を締結すれば、憧れのマンションライフまで秒読み状態。 『モデルルームで見たあの部屋には、こんな家具がマッチしそう』とか、『最初に新居に招待するのは、やっぱり両親かな』とか、 契約前までは漠然とした夢だった新しい住まいでの生活すぐそこまでやってきます。
でも、待ち遠しい気分をちょっとだけおさえて、最後の最後にもうひと手間。
“最後の仕上げ”をきちんとやることで、実際に新生活が始まってからの満足感もアップするんです。
内覧会について
そして「完成内覧会」は、実際に自分が住むことになる専有空間に足を踏み入れる、初めての瞬間。 家族みんなの夢や期待、色んな気持ちが交錯しながらの“ご対面”ですが、ちょっとだけクールダウンして、冷静に細部を見ておきましょう。
契約した間取りとの相違点は無いか、無視できないほどのキズや剥がれなどは無いか、etc…。必要以上にチェック魔になる必要はありませんが、ダメ出ししなければならないような箇所があれば、きちんと指摘しておきましょう。
内覧会でどれだけクールになれるかが、住み始めてからの満足感を左右する大切なポイントなんです。
内覧会のチェックポイント
ポイント | 例 |
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引越し日の確認 | マンションの入居者全員が一度に引越しをすることはできません。 そこで、引越し当日のエレベーターの使用や引越しトラックの乗り入れ時間帯等を、全体スケジュールを見ながら時間調整します。その上で、引越し業者との調整を行うとスムーズです。 |
家具の配置 | 搬入はできませんが、新たに購入した家具や手持ちの家具の配置確認や採寸ができます。 |
設計変更の確認 | 設計変更やオプションで設備や間取りを追加・変更した場合は、ここで確認ができます。 |
ガス | ガスはガス会社に連絡のして開栓してもらわなければなりません。引越し前に連絡をしておけばいいでしょう。 |
新築マンションへの引越しの場合、入居者が同じ時期に入居する為に、エレベーターの利用などで混雑をさけるために内覧会時など事前に調整をしておく必要があります
また、引越しの際には管理人がいますので、不明な点は確認しましょう。引越し完了後はお隣や上下階の方に挨拶をしておけば、入居者間のコミュニケーションが広がりやすくなるでしょう。
引き渡し
引き渡しまでの日程確認や引っ越しのスケジュール調整も、内覧会や入居説明会に合わせて行われます。
引き渡しまでの間に諸費用等の残金を決済しますが、この際、予審時とは異なるローンを契約している方は、諸費用額も変化している場合がありますから、改めて残金のチェックをしておきましょう。
通常、住宅ローンの予備審査は売買契約締結前に行いますが、実際のローン申し込みは物件完成の数ヵ月前。
マンションの建設工期にもよりますが、予審を受けてから申し込みまで、1年近いブランクがあることも珍しくありません。
数ヵ月おきのペースで新しい住宅ローンが登場し、金利も微妙に動いている昨今、予審を受けたローンと実際に申し込むローンが異なっていたり、金利の上昇により契約時の支払い条件が変化しているケースも少なくないのが現状です。
残金の精算が終了したら、鍵の引き渡しを受け、いよいよ入居可能な状態に。 スムーズな引っ越しで新生活の初日を飾りたいものですね。
鍵の引渡しから引渡しまでのポイント
ポイント | 例 |
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鍵の引渡し | 鍵の引渡しを受けた時点で管理費等が発生します。 いつ入居してもスムーズな生活ができます。 |
水道 | 水道はそのまま使用できます。ほとんどの管理会社が水道の検針及び水道料金の請求の代行しています。 |
電気 | 電気もそのまま使用できますが、利用の申し込みが必要です。備え付けの葉書があるので、必要事項を記載し郵送しましょう。 |
ガス | ガスはガス会社に連絡のして開栓してもらわなければなりません。引越し前に連絡をしておけばいいでしょう。 |