耐震性能について
耐震・免震・制振のいずれかで安全を確保する。
建物を使う人の安全の確保が求められています
建築基準法の耐震基準(新耐震基準、1981年6月より適用)では 中規模の地震(震度5強程度)に対してはほとんど損傷を生じず、きわめて稀にしか発生しない大規模の地震(震度6強から震度7程度)に対しては人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害を生じないことを目標としています。
※平成7年(1995年)の兵庫県南部沖地震では一部地域が震度7に認定されました。
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)の中の「住宅性能表示制度」では 「構造の安定に関すること」の項目の中で
①数十年に一度の中規模地震に対する損傷のしにくさと、
②数百年に一度の大地震に対する倒壊のしにくさの2点について「耐震等級」を定めています。
各々、建築基準法が求める性能を満たすものを「等級1」、その1.25倍の性能を「等級2」、1.5倍の性能を「等級3」としています。
※建築基準法は義務であり、住宅性能表示制度は任意です。
地震国・日本では建物の耐震性能を高めることは大きな課題であり、さまざまな工夫がなされています。それにしても地震で倒壊したことがないという五重塔、先人の知恵に敬服です。
柱や梁を太く頑丈にしたり、耐震壁をバランスよく配置するなど、建物自体で地震に耐えて構造部を守ろうとするもので、震動はそのまま伝わります。
基礎部分に免震装置(積層ゴム)を施して杭と建物を絶縁し、地震のエネルギーを建物に伝えないようにするものです。建物の下で地盤だけが揺れ動くイメージです。
各階あるいは頂部にダンパーを設置して地震エネルギーを吸収させようとするものです。震動に対して建物がしなるイメージです。風ゆれなどの対策に有効です。
地震を感知すると速やかに停止する「地震時管制運転システム」、エレベーターに閉じ込められないように停電時でも最寄階へ自動的に停止する「停電時自動着床装置」などがあります。
地震によってドアが変形してしまっても「耐震ドア枠」はドアが開閉できるように余裕をもった設計をしていますので、万が一のときにも避難口が確保されます。
ガスメーターにマイコンを取り付け、震度5以上の大きな揺れを感知するとガス供給を自動的にストップします。また、微量のガスが長時間使われると「ガス漏れ」と判断して、自動的にストップするようになっています。
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24時間遠隔監視システム
管理人室に設置した集中管理盤で、住戸や共用スペースで起こった火災やガス漏れ、停電などの異常事態を即座に検知し、警備会社の出動や関係会社へ知らせるなど迅速に対応します。
耐震ラッチ
キッチンの戸棚の扉が揺れで開き、中の収納物が落下しないように、扉を受ける耐震ラッチを設置しています。