防犯対策
暮らしの安全と安心を見守る、24時間セキュリティ。
「不審者」ということばが子どもたちの間で日常用語となってしまった今日、地域ぐるみの防犯が課題となっています。
「防犯環境設計」というのは、侵入者が物理的にも心理的にも侵入しにくい環境をつくることで犯行の機会を減らすことを狙いとして、住宅や環境の設計と、 地域や警察など防犯活動を行うコミュニティをつくることの両面から効果をあげようとするものです。
5分が勝負、10分を越えると侵入者のほとんどがあきらめる。
グラフからわかるように、侵入に5分以上の時間がかかる場合、約7割の侵入者が侵入をあきらめ、10分を越えるとほとんど(9割以上)があきらめる、という調査結果があります ((財)都市防犯研究センター(平成21年度末に解散))。このことから、防犯対策において重要なこととして「侵入に時間をかけさせる」ことが大切であることがわかります。
コミュニティがしっかりしていると侵入されづらい。
また、侵入をあきらめる他の理由としては
- 近所の人に見られたり声をかけられた
- 警備会社のステッカーが貼ってあった
- ドアや窓に補助錠がついていた
などがあげられています(同上)。なかでも「近所に人に声をかけられたり、ジロジロ見られた」が多く、「人の目」があることが大きな抑止力になることがわかります。
「住宅性能表示制度」では、2006年から「防犯に関すること」が追加され、「開口部の侵入防止対策」を表示することになりました。また、「防犯優良マンション認定基準」が2006年に策定((財)ベターリビング、(財)全国防犯協会連合会、(社)日本防犯設備協会)され、 「防犯優良マンション認定制度」(各都道府県)の全国展開に取り組もうとしています。
「入らせない」「守る」「知らせる」の3段階で対応する“アンピール仕様”
オートロックシステム
マンションのエントランスは各住戸から遠隔操作で解錠できるオートロックシステムを導入しています。住戸の前に直接近づかなくてもマンションの入り口の外で来訪を知らせることができるシステムです。
テレビモニター付きインターホン
エントランスで来訪者がインターホンを押すと住戸のテレビモニター付きインターホンで顔を確認できます。顔を確認してからマンション内へ招き入れるシステムです。
エレベーター監視カメラ
エレベーター内に設置した監視カメラの映像が1階のエレベーターホールのテレビモニターに映し出されます。監視の目が光っていることは居住者にとって安心であり、そのことを知らせることは犯罪をあきらめさせることにも役立ちます。
住戸の玄関はディンプルキー
1000億通りの鍵違い数で複製が非常に困難で、シリンダーとのかみ合いも複雑なためピッキングにも強く、防犯性に優れた鍵です。 またリバーシブルタイプなので裏表、どちら向きに差し込んでもよく、お年寄りやお子様にも操作しやすくなっています。
※メーカーにより仕様が異なります
玄関ドアはプッシュプル錠(ダブルロック式)
ドアノブの上下2ヶ所に鍵を取り付けました。ドアノブは「押す」「引く」だけで扉が開き、お年寄りやお子様にも操作しやすいものです。
また、ダブルロックはW鎌型デッドボルトは、バールでのこじ開けにも優れた防犯性を発揮します。
侵入防止用アルミ面格子
外壁の近くに2階の共用廊下や共用階段があり部外者の侵入の恐れがある場合はアルミ面格子を設置します。 また、共用廊下に面する居室の窓にもアルミ面格子を設置しています。
防犯カメラシステム
1階の共用部および駐車場の一部に防犯カメラを設置し、映像は管理室のモニターに映し出されます。
24時間遠隔監視システム
電話回線による遠隔監視システムを導入、マンション内の異常に警備会社のオンラインシステムで 24時間365日対応します。 エレベーター内非常通報画像監視、防犯カメラ監視、住戸内の非常通報などについて、非常事態に備えて管理室にある住戸情報盤を動画で24時間オンライン監視します。