毎年3月に行われる大賀酒造の蔵開きは、地元筑紫野市の人や太宰府市、福岡市などから多くの人が訪れます。当日は新酒の試飲や販売、蔵見学、持ちつき、筑紫野市の物産販売などが行われます。また、大賀酒造のお酒を使って作られている食品やスイーツなども出店。太宰府天満宮の参道にある有名な「鬼瓦最中」の「梅酒ケーキ」や、山口農産加工組合のお漬け物など、お酒がもたらした新しい味を楽しめます。
中でも毎年大好評なのが、酒まんじゅうの販売。朝の蔵開き開始からずら〜〜っと行列が出来る人気ぶり。蒸したてのほっかほかであま〜い酒まんじゅうは絶対に見逃せません!
大賀酒造の蔵開きは今年で9回目。アレッと思われるかもしれません。福岡で最も古い酒蔵なのですが、蔵開きはそれほど大昔から行っていたわけではないんです。それには、大賀酒造をとりまく筑紫の町の変化が深く関わっています。
筑紫野の町は今では筑紫野市となっていますが、かつては筑紫野・太宰府・春日・大野城・那珂川で筑紫郡を構成する町の一つでした。そのころまでは地元の人と酒蔵はふだんからつながりがあったのですが、徐々に時代が変わって古い人が減り、福岡市のベッドタウンとして新しく移り住む人たちが増えました。新しい人たちで地元に蔵元があることを知っている人は多くなく、「玉出泉」の酒を知っていてもそれが地元で造られた酒だということを知っている人も多くなかったそうです。
そこで、地元の人に地元の酒蔵と、その酒を知って親しんでほしいという思いで始まったのが、この蔵開きなのです。地元筑紫の人が喜び、誇れる酒を造り続けたいといのが、大賀酒造の一番の願いだそうです。
今年の春、ぜひ地元の酒蔵の味を確かめに行ってみませんか。
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