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chapter29 福岡県の人のおうちにクルマは何台ある?

知ってた?福岡・九州

第29回

chapter29 福岡県の人のおうちにクルマは何台ある?

九州はカーアイランドと言われています。

北部九州には、トヨタ自動車九州(福岡県宮田町)、日産自動車(同苅田町)、ダイハツ車体(大分県中津市)の 工場があり、2006年度の年間生産台数は計画ベースで100万台を越えています。また、九州での生産実績は日本の自動車生産の全体実績の約10%にもの ぼるそうです。

 

自動車の生産実績が高いカーアイランド九州の一つ、福岡県。では、福岡県の人のおうちにクルマは何台あると思いますか?それは日本全国の平均から見て多いほうだと思いますか?それとも少ないほうでしょうか?

 

そこで、

 

~ 福岡県の人のおうちにクルマは何台ある?~

 

と題して、平成19年(2007年)における都道府県別で一世帯あたりの自家用車の台数を見てみることにします。

 

ランキングの結果はいかに?

都道府県別の自家用乗用車の普及状況
 都道府県一世帯当たり台数
   全国 1.11
1  福井 1.77
2  富山 1.73
3  群馬 1.70
4  岐阜 1.69
5  山形 1.66
6  栃木 1.65
7  茨城 1.63
8  長野 1.60
9  山梨 1.56
10  新潟 1.54
11  石川 1.52
12  福島 1.52
13  三重 1.50
14  佐賀 1.47
15  滋賀 1.47
16  静岡 1.46
17  鳥取 1.42
18  岡山 1.39
19  秋田 1.38
20  島根 1.38
21  愛知 1.37
22  岩手 1.37
23  徳島 1.35
24  香川 1.33
25  宮城 1.31
26  熊本 1.28
27  大分 1.26
28  沖縄 1.25
29  宮崎 1.24
30  山口 1.22
31  青森 1.22
32  和歌山 1.19
33  奈良 1.16
34  広島 1.12
35  鹿児島 1.11
36  愛媛 1.11
37  福岡 1.10
38  埼玉 1.07
39  高知 1.06
40  長崎 1.06
41  千葉 1.06
42  北海道 1.04
43  兵庫 0.97
44  京都 0.91
45  神奈川 0.80
46  大阪 0.72
47  東京 0.52
※軽自動車を含む
平成19年3月末現在

一世帯あたりの自家用乗用車台数全国平均は1.11台。日本一台数が多いのは福井県

一世帯あたりの自家用乗用車台数の全国平均は1.11台でした。ということは、やはり日本ではだいたい「自家用乗用車は一家に一台」というのが平均的な所有の状況なのだと言えそうです。

 

都道府県別の一世帯あたりの自家用乗用車を見てみると、日本一多いのは、福岡県…ではなく、福井県でし た。次いで、富山県、群馬県と続きます。上位の都道府県を見ると、主に内陸で山地を含む地形を有する地域が多いようです。やはりそのようなところでは、交 通の手段として自家用車の必要性が高くなり、「一家に一台」というより「一人に一台」という状況となっているのではないでしょうか。


福岡県は第37位、自家用乗用車台数は1.10台

では、福岡県の一世帯あたりの自家用乗用車の台数はどうかというと、1.10台で、ランキングで見ると第 37位でした。ランキングで見るとずいぶん下位ですが、台数のほうで見ると、全国平均1.11とほぼ同じなので、むしろ福岡県の自家用乗用車の一世帯あた りの台数というのは、全国の平均の姿なのだと言えます。


福岡市とそれ以外の地域での自家用自動車所有の実情

ただ、だからと言って、福岡県の自家用自動車は「一家に一台」がほとんどなのか?と言われると、必ずしもそうとは言えないのではないかと思います。

 

福岡県でも、特に人口が密集している福岡市内とそれ以外の地域とでは自家用自動車の所有の状況はかなり差 があるのではないでしょうか。つまり、人口の多い福岡市では自家用乗用車の所有率が低く、福岡県全体での一世帯あたりの自家用自動車の台数を低くしている のではないか?というのが福岡県に住んでみて感じる実情です。

 

福岡市は地下鉄・路線バス・西鉄電車などの公共交通機関がかなり発達した都市です。福岡市内に居住し、福 岡市内に勤務する人は、通常は自家用車を利用する機会と言えばほぼ休日くらいでしょう。そのため、中には自家用車を所有していない世帯もあるかもしれませ ん。また、市内居住の高齢者の方も自家用車を所有していない可能性は高そうです。

 

また、他の都道府県ですが、自家用乗用車の一世帯あたりの台数が1.0を切っている東京・大阪・神奈川・ 京都・兵庫も、公共の交通機関が大変発達している都道府県です。そのことからも、公共の交通機関が発達している地域では、一世帯あたりの自家用乗用車の台 数は低くなると言えそうです。

 

それと、もう一つ注目しておきたいのが、福岡市の人口動態です。この『知ってた?福岡』で「第24回 福岡市は大学生が多い?」
http://www.empire-mansion.com/fukuoka/24/index.php
でも取り上げたとおりですが、福岡市は学生がとても多い都市です。交通機関の発達した福岡市内で、自家用乗用車を所有する学生ってどうかな、と想像してみ れば、やはりごくわずかなのではないかと推察されます。そのような学生の単身世帯が多いとなると、やはり福岡市の一世帯あたりの自家用乗用車の台数は低く なるのは当然と思われます。

 

このように、福岡市では一世帯あたりの自家用乗用車の台数が低いと考えられますが、その一方で、それ以外 の地域は台数が高いと思われます。福岡県で公共の交通機関が発達しているのは、福岡市の中心部のみであって、福岡市から少し離れれば、やはり自家用車が主 要の交通機関の地域が少なくありません。福岡県の郡部などの住宅街を見ると、ほぼ2台以上自動車を駐車している世帯が多く、自家用自動車は「一家に一台」 というより「一人に一台」の重要な生活の足となっている実情が見えてきます。

 

そうなると、福岡県の一世帯あたりの自家用乗用車の台数は全国平均とほぼ同じでしたが、全国的に同じ都道府県内であっても、福岡県同様に自家用乗用車の地域によって所有の状況の差があるのかもしれませんね。

 

自由に行動できて便利だけど、渋滞や環境問題があり、維持費がかかる自家用乗用車。アナタのおうちには何台ありますか?

〔更新日:2011年05月01日〕

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